不動産売却は人生を変える
「不動産売却はなんだか難しそう・・・」
「不動産売却はいつかすればいい・・・」
「やり方もそのとき考えればいい・・・」

不動産売却は必要に迫られたときに行動すればいいと考えてはいませんか?

その考え、実は一番危険なんです。


なぜなら、不動産売却が必要に迫られたとき、今よりも時間に余裕があるとは限りませんよね。


今よりも時間に追われて、忙しいために、「売れればいいや・・・」と投げやりになってその後の生活が、あなただけでなく家族さえも窮屈になってしまうことも・・・!


人生を左右するといっても過言ではない不動産売却・・・


この記事では、元業界人の片桐誠(かたぎりまこと)が相続した不動産を例によくあるケースをご紹介していきます。


読み終わる頃には、不動産売却の準備を「いつやるの?」の「いつ」が明確になっているはずです。


それでは、まいりましょう。

不動産売却が人生を変える

「不動産を売却する」ことを想像してみてください。


具体的なイメージを思い描くことができるでしょうか。


多くの人にとって、不動産売却は一生に一度あるかどうかの出来事です。


ほとんどの人は、経験や知識が少ないままに対応することになります。


たった一度かもしれない出来事ですが、その売却が上手くいくかどうかは、その後の人生計画や家族間の関係に多大なる影響を及ぼすのです。

「失敗したら自己責任だ」とはいかないのが不動産売却

不動産売却と一口にいっても、様々なケースがあります。


たとえばマイホームの売却に関しては、「自分一人で所有する土地なのだから、自分さえ納 得すれば問題ない」もしくは、「自分の家族内で完結することができる」と思われるかもしれません。


つまり、「その売却が上手くいっても上手くいかなくても、自己責任だ」という見方もあるかもしれません。


しかし、そのマイホームが高く売れるかどうかは、家族のその後の生活にも影響します。


高く売れれば、次により良い条件のマイホームを買うことができるかもしれません。


家族の生活が裕福になるかもしれません。


安くしか売れないために、新しい我が家が以前の家よりも良くなかった場合には、配偶者や子供から「前の家の方が良かった」という不平が出ないとも限りません。

不動産売却はいつも突然に・・・

加えて不動産売却には、たとえば相続した土地を売却する場合のように、「自分、もしくは自分の家族内だけの問題」では済まされないことがあります。


この不動産売却の成否が親や兄弟、それぞれの配偶者や子供、孫にまで大きな影響を及ぼすのです。


私が現役時代にお受けした不動産売却の相談の中には、相続した土地に関わるものもあり、その場合、大半が駐車場や農地などの規模が少し大きい土地です。


そして、相続税を納税するため、もしくは相続財産を現金で分けるためといった理由で不動産を売却される方から、日々たくさんのご相談と売却依頼をお受けしていました。


そうした方からお話をうかがうことがあります。


それは「突然降って湧いたように売却の話が持ち上がるケースが非常に多い」ということ です。

突然の相続で迫られる不動産売却

「突然降って湧いたように売却の話が持ち上がる」


といっても、少し想像しづらいかもしれませんね。


たとえば、相続は100%起こる出来事です。


そしてそれは、家族の誰かが「亡くなること」を意味します。


日頃一緒に暮らしている相手が亡くなることを常に意識して付き合っているという方は少ないでしょう。


そのため、自分の身に「相続」という出来事が降りかかることをなかなか考えないのです。

相続の場合、10カ月以内に「相続税」を支払わないといけない

しかし、「その時」は必ず訪れ、そしてそれは多くの場合、自分の想定通りにならないものです。


想定していたよりずいぶん早く「その時」が訪れることもあるのです。


実際に相続が起きた場合には、被相続人が亡くなってから10カ月以内に「相続税」を支払わないといけません。


親族内で相続税について話し合おうと思っても、亡くなった直後はショックや悲しみが大 「遺産のことなんて考えられない」という方は多いでしょう。


また、「そうした話は四十九日が過ぎてから」という方も多くいらっしゃいます。


その場合、相続税を支払うまでに残された期間は、わずか8カ月しかありません。


酷なことですが、10カ月という期間はあっという間に過ぎるのです。


また、通常は誰がどの財産を相続するのか決めるのには時間がかかります。


遺産分割しやすい財産ばかりではない

誰がどの財産を相続するのかを決めるための話し合いを「遺産分割協議」と呼びます。


一口に財産といっても、現金のように分けやすい財産ばかりではありません。


特に不動産は分割することが難しいうえに、共同で所有すると、「自分は売りたくても他の人が賛成してくれない」「他の人と管理や修繕の方針が合わない」など、トラブルの種となることが多いのです。


そのため、相続した不動産を売却して現金で分けることは珍しくありません。

まとめ

いかがでしたか?


不動産売却の準備は、早ければ早いほどいいと言う点わかっていただけたでしょうか。


特に、相続した不動産である場合は、「相続してから10ヶ月以内に相続税を支払う義務がある」ため、ご両親の生前から相談することが重要です。


また、相談する際に相続する不動産の価値を前もって知っておくと遺産分割協議も話が進めやすくなります。


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