不動産売買で使うレインズをわかりやすく簡単に解説
リビンマッチの評判と口コミを聞いて不動産一括査定サイトを利用しようとしたけど、査定依頼した後にレインズに登録すると知って、このサイトに訪れた方もいるのではないでしょうか?


レインズとは、簡単に言うと「全国の物件情報が集まっているデータベース」のことです。


不動産売却を検討している人はレインズに売りたい不動産を登録しておけば、買い手候補が一気に全国単位へ変わるんです。


全国にあなたの物件情報が行き渡るので、売り手の不動産を「高くてもいいから買いたい」と思ってくれる買い手が見つかりやすくなります。


ただし、残念なのですが、一般の方はレインズに掲載されている物件情報を見ることも登録することもできません。


したがって、リビンマッチで不動産査定をした後、契約を結ぶ業者を介してレインズに登録することになります。


今回の記事では、不動産売却で関係してくるレインズの仕組みや売り主が注意すべき点について解説していきます。

レインズの仕組み

レインズの仕組みは、現代のインターネットをフル活用して成り立っています。


レインズは平成2年5月に導入されたシステムです。


それ以前は、不動産情報の収集をアナログで行っていた時代がありました。


たとえば、店頭の張り紙や、新聞の折り込みチラシ、知り合いの業者同士での閉鎖的な情報交換などです。


確かに、不動産業者が管轄する地域のエリアのみであれば、上記のような方法でも事足りるでしょう。


しかし、現代は転勤や居住地域の住み替えなどで、業者の管轄エリア外に移り住む人も多い時代です。


そんな現代にアナログ的な情報収集だけでは「あなたの移り住むエリアは管轄エリア外なので・・・」と、買い手を見離すしかなくなります。


レインズの登場は、いわば日本を駆け巡って活躍されている仕事人(買い手)にとっての朗報だったのです。


ネットワーク上に不動産業者の情報を集約し、各不動産業者がレインズを見ることで全国の物件と買い手とを結びつける仕組みのレインズ。


レインズは国土交通大臣から認可を受けており、東日本、中部、近畿、西日本の4箇所にある指定流通機構によって、運営されています。


運営している指定流通機構にも名前が付いており、それぞれ東日本レインズ、中部レインズ、近畿レインズ、西日本レインズと呼ばれています。

レインズを利用方法と注意点

レインズを閲覧できるのは、基本的に不動産業者の営業マンになります。


ですので、レインズを利用方法としては、不動産業者の営業マンに依頼するしかないのです。


さらに、「不動産売却を依頼すれば、どの物件でも自動的に掲載できる」と言うものでもありません。


じつは、媒介契約の種類によって、レインズへの登録が義務になる場合と任意になる場合があるのです。


媒介契約について、初めて聞いたという方は、過去に書いた以下の記事を参考にしてください。

媒介契約の種類によってレインズの登録義務が変わる

レインズへの登録義務は以下の通りです。


媒介契約の種類登録の義務
専任媒介契約義務
専属専任媒介契約義務
一般媒介契約任意


専任系の媒介契約では、レインズの登録義務が発生します。


反対に、一般媒介契約の場合はレインズへの登録は任意です。


したがって、一般媒介契約で不動産売却を進める場合は「レインズへの登録をしたか」業者に確認を取るよう注意が必要になります。

レインズの登録が必要ない物件の特徴

また、以下のような物件ですと、不動産業者から「レインズへの登録は必要ない」と跳ね除けられるケースもあります。


  • 駅に近い
  • 築年数が浅い
  • 価格が安い


上記に該当する物件は、いわゆる「人気物件」であり、レインズに登録しなくてもすぐに買い手がみつかります。


したがって、不動産業者としては、自社の抱えている買い手に売却することで、報酬がより多くもらえる両手取引を狙っているのです。


両手取引について詳しく知りたい方は過去に書いた以下の記事を参考にしてください。
>>準備中です。


もしもあなたが、より早く、高く売却したいと考えているのなら、一般媒介契約でもレインズへの登録をしてもよいでしょう。

レインズがあるからどの不動産業者に相談しても同じ?

結論から言うと、レインズがあるからと言ってどの不動産業者に相談しても売却結果が同じになるとは限りません。


なぜなら、レインズには物件情報が極めて一部分しか掲載されていないからです。


これはレインズの課題にもなるのですが、


レインズへ物件登録をする際、項目は500以上あります。


しかし、その中で必須項目となっているのは、


  • 価格
  • 専有面積
  • 住所
  • 間取り
  • 取引形態

などのみです。


不動産の状態を確認するために重要な増改築の履歴などは登録率も低くなっています。


増改築の履歴がどうなっているかは、購入後のリフォームの有無にも関わる点です。


したがって、レインズの掲載情報から目利きをするスキルが必要になってきます。


目利きのスキルの高さは不動産業者によってバラつきがありますので、「レインズがあるからどの不動産業者に相談しても同じ」とはならないのです。


目利きスキルのバラつきを補完するサービスとして、優良企業のみとしか提携していないリビンマッチの不動産一括査定サイトを活用するのも一つの手段になります。

まとめ

いかがでしたか?


レインズとは、売り主にとって買い手候補を地域から全国へ拡大してくれるツールです。


売り主にとって、集客効果が高まるツールですので、不動産売却を行う際には、業者に「レインズに登録されているか」を確認しておきましょう。


特に、一般媒介契約の場合はレインズへの登録義務はありませんから、注意して不動産売却を進めた方が得策です。


さらに、一般媒介契約の場合、業者が報酬面の優遇を求めて、レインズへの登録をしたがらないケースもあります。


作為的に両手取引を行おうとする悪しき業者手法になりますので、注意してください。


ただし、悪しき業者手法を活用してくる業者とそうでない業者を見極めるのは至難の業です。


不動産一括査定サイトのリビンマッチでは、厳しい社内規定を通過した優良業者のみと提携しています。


リビンマッチと提携している業者のなかから依頼先を選択すれば、悪徳業者に捕まる心配はほぼないでしょう。


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